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名物店主から学ぶ金魚すくいの“極意”と金魚への“愛”

金魚すくいは一年中楽しめる。
店内には可愛い金魚グッズも勢ぞろい

大和郡山市の中心地にある『こちくや』は、言わずと知れた「金魚」のお店。店内には手ぬぐいや扇子、ブリキのおもちゃなどの金魚グッズが所狭しと並び、国内外問わず多くの観光客が立ち寄るスポットになっています。

お店横には金魚の水槽が置かれ、壁には有段者の名札が掲げられています。そう!ここは「金魚すくい道場」としても人気のスポット。金魚すくいを楽しむだけでなく、金魚すくいの“技”を磨く場所でもあるのです。今や門下生は約370名。日本全国、そして海外から、道場主である下村康氏さんの技を学びにやって来るのです。多くの人を魅了するその“技”とは、一体どういうものなのでしょうか?

「金魚すくい道場」の壁に掲げられた、有段者の名前札。全国各地、中には海外から来た人の名前もあります。
「金魚への愛をもって、金魚すくいを楽しんでほしい」と語る下村康氏さん。

3分間で何匹すくえる?まるでスポーツのような“金魚すくい”

「こちくや金魚すくい道場」の道場主でもある下村康氏さんは、全国金魚すくい選手権大会の全国チャンピオンも経験している、いわば金魚すくい界のレジェンドのような存在。「金魚すくい大会を開催する大和郡山市だが、どこにも練習場がなかった。だったら俺がつくろう」と2009年に道場をオープン。以来、金魚すくいの魅力と技を普及する活動に取り組んできました。

金魚すくいは1回100円(ポイ2枚)。下村さんは言う。「まずは、金魚への愛が大切」と。金魚への愛を秘めながら挑むのが、金魚すくいの心構えのようだ。とは言え、技ももちろん大切。ではここから、下村さんに伺った極意を紹介しましょう。

まずはポイ(金魚をすくうための道具)選び。

実はここからすでに勝負は始まっているらしい。糊の貼り具合や紙の厚さなど、自分で見極めて「コレだ」というものを選ぶ。ポイは斜め35度~45度又は直角にして、フレームから水中に入れます。そして必ず、水平に動かすこと。上下に動かすと、水圧で破れることが多くなるからです。

すくう時はポイを金魚のお腹の下に入れて、逃げようとする金魚と一緒にポイを動かします。そして徐々に斜めに上げて、ボウルへ入れます。でも大切なのは、慌ててはいけないということ。金魚の動きをよく見ながら、金魚に話しかけるようにゆっくりとしたリズムですくっていきます。平常心を保つことが大切です。

さて、あなたは何匹すくえるでしょうか?

全国から強者が集う毎年大人気の「金魚すくい選手権大会」

2017年で23回目となる「全国金魚すくい選手権大会」は毎年8月第3日曜の「金魚すくいの日」に開催され、全国の地域大会で勝ち抜いた強者が一堂に会します。3分間で何匹すくえるかが勝負です。団体戦と個人戦がありますが、過去に団体戦で173匹、個人戦では87匹というスゴイ結果も出ています。金魚のコスチュームで参加する人もいたり、毎回、にぎやかな大会として注目されています。

毎年恒例の、「全国金魚すくい選手権大会」。子どもから大人まで、世代を問わず金魚すくいを楽しんいる。

INFORMATION

おみやげ処 こちくや
時間
8:30 - 18:30
住所
大和郡山市紺屋町23-1
入場料
金魚すくい1回100円(ポイ2枚)
お問い合わせ
0743-55-7770

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