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「三輪を飲む」。酒の聖地で“神に守られ”醸す美酒。

新酒ができた!酒神の神木にあやかった杉玉は酒屋のシンボル

造り酒屋の軒下には、杉の葉で作った丸い大きな玉が吊るされています。酒屋のシンボルともいえるこの玉は「杉玉」と呼ばれるもの。大神神社のご神木、杉にあやかった風習です。

大神神社は酒の神様としても知られ、境内には杜氏の神も祀られます。そのお膝元、三輪の地は酒造りの発祥地とも伝わり、杉玉もまたこの地から生まれました。全国の酒造元から今も篤く信仰を集め、大神神社から「しるしの杉玉」が授与されています。

江戸時代の前期(1600年代)から酒屋の看板代わりとなったこの杉玉。やがて新酒ができる頃に新しいものと交換するようになり、新酒ができたサインにもなりました。青々とした杉玉は、少しずつ茶色に枯れていき、酒の熟成も人々に知らせます。

創業350年、“神の水”で手造りを貫き、受賞多数

米から作られる日本酒は、ビールやワインと同じ醸造酒です。ただしその行程は世界のお酒と比べても手間暇かかるデリケートなもの。米に糖分がないことから糖化と並行して発酵させ、その仕込みを幾度も繰り返し、杜氏の熟練の目利きと手わざ、複雑な工程で醸造されています。

そんな日本酒起源の聖地・三輪山の麓で、唯一残った酒蔵として昔ながらの手造りを貫く蔵元が今西酒造です。

酒の神に見守られ、創業約350年の老舗が掲げるコンセプトは「三輪を飲む」。杉の木で覆われた三輪山の伏流水と三輪産の米で醸した酒は、「全国新酒鑑評会」で3年連続金賞受賞、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」で3年連続金賞受賞など受賞多数。米のうま味を大切にした、穏やかな香りときれいな酸味が効いたキレのある酒を醸します。

酒蔵に吊るされた、酒の原料となる酒米の稲穂。米も地元産にこだわる。

神の化身の白蛇にお供え。
好物の卵を酒で飲み下してもらおう

酒蔵は築約170年。今西酒造の本店を訪れると、歴史深い蔵の風情に包まれながらの利き酒体験が楽しめます。その季節に一番おいしい酒を5種。じかに蔵人から説明を聞きながらの利き酒は格別です。

さらに酒にまつわる名所を巡る「ガイド付き聖地巡拝ツアー」や、スタンプラリーも実施。ツアーは蔵主、杜氏、蔵人などが案内するとあって酒好きにも観光客にも評判です。

そしてイチオシの体験が「卵とお神酒のお供え」。酒の神、大物主大神の化身は白い蛇。“みぃさん”と親しまれるこの蛇が棲むのは拝殿前の「己の神杉」です。みぃさんの大好物の卵をお酒で飲み下していただくようお供えするのがこの地ならではのお参りのスタイルとか。今西酒造参道店では卵とお神酒のセットを販売。お供えをして、みぃさんからパワーをいただいてみませんか。

お供え用、卵とお神酒のセット300円

INFORMATION

今西酒造
時間
10:00~17:00 不定休 ※本店は5/15~9/30の日曜日は定休
住所
本店 奈良県桜井市大字三輪510 / 参道店 奈良県桜井市大字三輪1224
入場料
利き酒体験500円、ツアー3,000円 ※ともに案内・説明は日本語のみ。要事前申し込み・ツアーは1週間前、利き酒は前日まで
お問い合わせ
0744-42-6022

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