
山岳宗教をルーツとする、天然生薬が由来の薬
昔ながらの書体のパッケージ、封を開けると小粒の黒い球体の薬が。1300年程前から今に伝わり、風格すら漂う伝統薬・陀羅尼助(だらにすけ)。
山岳宗教の修験道(※1)開祖がつくったと伝わり、厳しい山中で修行する人々が常備薬として愛用したものです。かつては板状でしたが、現在は飲みやすく形を変えた丸薬が一般的になっています。
※1修験道についてはこちらの記事参照

陀羅尼助の主成分は日本古来の民間薬である黄柏(オウバク)です。生薬を主体とする身体にやさしい成分で、食欲不振・はきけ・便秘など胃腸まわりの不調全般に効能があります。二日酔いの吐き気にも効くという幅広さ。なんとも頼もしいお薬です。
薬と一緒に手に入れたい、キュートな陀羅尼助グッズ
修験道の重要な地である洞川(どろがわ)温泉は、陀羅尼助流通のさかんな場所のひとつ。古くから薬の製造と販売を行う、<銭谷小角堂>ではユニークなお土産にも大注目。


薬から雑貨まで。温泉街さんぽの道草に
歴史を感じさせる木造りの建物が目印の<銭谷小角堂>は洞川温泉のメインストリートにあります。修験道の修行者がぷらりと立ち寄り買い求めるのが通例で、長居する常連も多いそうです。
老舗の薬店でありながら、雑貨からユニークなお土産まで幅広い取り扱いで、店内には和やかな空気が流れています。

INFORMATION
- 銭谷小角堂(ぜにたにしょうかくどう)
- 時間
- 10:00 - 19:00
- 住所
- 奈良県吉野郡天川村洞川254-1
- お問い合わせ
- 0747-64-0046 (フリーダイアル0120-146-046)