のどごしツルツル、清涼感いっぱい。
おいしい水の国ならではの麺
日本の夏の風物詩といえば、そうめん。ツルツルしたコシのある麺はのどごし良く、流水で冷やした麺は清涼感いっぱいです。
そうめんは、日本最古の麺。蕎麦やうどん、ラーメンよりずっと古い歴史を持ち、麺が大好きな日本人が約1200年以上も前から食べ続けてきました。発祥の地は日本最古の神社の一つ、大神神社がある三輪。当時、宮司の息子が、民を飢饉から救うため作ったことが起源とされ、「三輪そうめん」は今も高品質の名産地として知られています。
そうめんは、乾麺を湯がいて水に放ち、冷たくしていただくもの。柔らかな軟水で、水がおいしい日本ならではの涼麺と言えるでしょう。


冷水に浮かぶ、清らかで涼やかな白い麺は、見た目もビューティフル
箸を伸ばせば、すーっと長く、細く白くなめらかな麺は、見た目に涼しく美しく。細い麺に、つゆがよく絡みます。
この地で創業約300年の老舗「三輪山本」で人気メニューの「万葉」は、そうめんに柿の葉寿司とくず餅付き。この地の名物をそうめんとともに、味わえます。寒い時期は温かいにゅうめんもおすすめです。
隣接する「麺ゆう館」では、そうめんの歴史や文化を学べ、9月から5月は手延べ体験も実施。自分で延ばした生のそうめんは持ち帰ることができ、珍しい体験をして、作りたてまで味わえると評判です。夏場は冷たいそうめんを味わい、冬場はそうめん作りを体験するのも良さそうです。

INFORMATION
- 三輪山本 麺ゆう館・お食事処
- 時間
- 9:00 - 17:00 お食事処11:00- 15:30
- 住所
- 奈良県桜井市箸中880
- 入場料
- そうめん手延べ体験 1,080円(9月〜5月)
- お問い合わせ
- 0744-44-2001(麺ゆう館)、0744-43-6661(お食事処)