大阪と奈良の壮大な夜景を満喫!大パノラマに愛を誓う
眼下に広がるのは光の絨毯。大都市・大阪の光のシルエットが浮かび、振り返ると奈良の市街地も宝石箱のようにきらめきます。奈良県と大阪府にまたがる生駒山は、関西有数の夜景スポット。
中でもカップルに人気のデートスポットが、近鉄生駒駅から車で約30分の「鐘の鳴る展望台」。恋人同士が鳴らせば幸せになれるという「希望の鐘」があり、永遠の愛を誓う南京錠がたくさん取り付けられています。ロマンティックな夜空に鐘を鳴らせば、天上の星々も2人の愛を見守ってくれそうです。

ノスタルジックな風情を味わい、
長い石段を行けば石灯籠が続く宝山寺へ
生駒山の中腹には、“商売の神様”を祀る日本三大聖天の一つ、宝山寺が建ちます。
宝山寺へは、近鉄生駒駅から徒歩約30分、宝山寺駅から徒歩約10分。そこがかつて修行道であったことを想起させるのに十分な、長い石段が続きます。
このエリアは約100年前、ケーブルカーの開通とともに大変なにぎわいをみせ、多くの土産物屋や旅館が軒を連ねて栄えた町でもあります。道中では、レトロな看板に古めかしい建物など、歩くほどにノスタルジックな当時の雰囲気を楽しむことができます。
やがて、石段の両脇に石灯篭と杉林が並ぶ、壮観な美しい光景が。これが、宝山寺の入り口です。
寺の中に神社でみられる鳥居があるのは、宝山寺が仏教が成立する以前の天部の神を祀っているから。この神は穢れを嫌うことから、参拝者は鳥居をくぐることで身を清めて参拝をします。


役行者が鬼退治。神話や伝説に彩られ、今も宗教的スポットが多数ある聖地
約1,400年前、空をも飛んだ古代のスーパー・スター、修験道の開祖・役行者が生駒山で鬼を退治。改心させて子分にした話は有名です。その後、鬼たちは前鬼・後鬼(ぜんき・ごき)という鬼神となり、役行者に従ったとされています。
その遥か以前、初代天皇となる神武天皇による、日本建国の神話「神武東征」にまつわる伝承も残ります。数々の神話伝承に彩られた生駒山は、役行者が修行道場として開き、8世紀後半には仏教界のスーパー・スター、空海もここで修行をしたとされ、修験の聖地としても知られています。
生駒山には今でも宝山寺を中心に、滝で修行をする行場や神を祀る祠など宗教的スポットが山中には多数あり、霊山とも称されています。


INFORMATION
- 生駒山
- 住所
- 奈良県生駒市菜畑町、大阪府東大阪市山手町にまたがる。山頂は奈良県側。
- お問い合わせ
- 0743-74-1111(生駒市経済振興課内・生駒市観光協会)