
生酒ブームの先駆であり、トップランナー
江戸時代から約300年続く老舗蔵「油長酒造」の醸す「風の森」は、全国の日本酒通をうならせる奈良の酒。栓を開けるとシュワッと炭酸ガスが弾け、次いで爽やかな果実香が鼻奥に。その後は旨みと酸味のバランスがとれたリッチでジューシーな味わいが楽しめます。 「蔵でしぼりたての味を、そのままに届けるため」革新の技術を生み出し、無濾過・無加水・生酒にこだわり続けてきた“スター蔵”の醸す酒。開栓直後のガスは搾りたてを封じ込めた新鮮さの証です。「風の森」で地酒に開眼。日本酒のイメージを覆された人も多いとか。今に続く生酒ブームの先駆であり、トップランナーと称えられています。

通常を超えた革新の技術。無垢にして上質の酒を醸す
米の持つポテンシャルを最大限に引き出し、超低温による長期発酵など「風の森」ならではの酒造りは「語り尽くせないほどある」と蔵の13代を継ぐ山本嘉彦社長は語ります。「通常」は「風の森」には存在しません。そこにあるのは細心と最上のみ。その通常を超えた革新の一つが「笊籬(いかき)採り」です。古い文献にあった技法を現代に進化させました。「風の森ALPHA」シリーズTYPE4の「氷結採り」では無酸素、無加圧状態で酒を採ることに成功。「風の森」が目指す「無垢にして上質」を実現させました。

奈良で爆発的に進化した酒造り。この地からまた新たに発信する
「今から約600年前、奈良の大寺院で僧侶たちの酒造りが盛んとなりました。その過程で酒造りの技術は大きく発展を遂げ、現在に至る技術がここで開発されたと伝えられています。この地でまた新たに日本酒を進化させ、発信することができれば最高ですね」と山本さんは先を見据えます。

PROFILE
- 油長酒造